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誰得advent calendar 2日目: テックカンパニーって結局なんだろうね?

思いつきをadvent calenar方式でつれづれ語る2日目です。1記事30分ていどで書くことを目指していますので、荒削りなのはご容赦ください。

色んな人の地雷を踏みそうなのであらかじめ断っておくと、みんな違ってみんないいのではないかなぁと言うことが言いたいです。

そのテクノロジーお金稼いでますか問題

ヨドバシカメラに行ってパソコン買うのはあんまりテクノロジーな感じがしないですが、yodobashi.comで買い物するのはなんかテクノロジーな感じがします。ECというテクノロジーでお金稼いでる!

じゃぁ、Global Tech CompanyであるところのGoogleさんを見てみるとどうでしょう。Chrome Browserお金稼いでるのかな?実際のところよくしらないんですがあまりダイレクトにお金稼いでる気がしません。検索がデフォルトでGoogleなのと、Googleの広告が爆速で表示されるくらいの意味はあると思いますが、お金を稼いでいるかというと微妙です。

Googleみたいなテックカンパニーになるっていうのは、ビジネスサイドから見ればGoogleみたいな商売をするという話で、エンジニアサイドから見るとGoogleみたいにものを作るということです。

Google何で金稼いでるんでしたっけ?ってあんまり明らかでもない気はします。GAFAくらいまで広げても良いんですが、お時間的な都合で割愛・・・・

Googleは結局どんな会社なの?

「世界的な広告代理店である」という使い古されたねたがあるんですが、実際どうなんでしょうか?AlphabetのAnnual Reportを見てみましょう。FY19なのでちょっと古いです。

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売上比率で行くと

  • 広告83.9%(広告になってるけど、内10%くらいはSearchエンジンそのもの、Playストア、pixelとからしい)
  • Google Cloud 5.5%

広告ですね!ただ、年々広告比率は下がっており少しずつ企業のあり方に変化がありそうです。

Chromeとかはどうなってるんだろうなぁと見てみると、Moonshotsのところに書いてあります。

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雑に言うと、未来のプラットフォームになるためにリスクを取っていくぜ!それを俺たちは実現した来たぞ!的なことが書いてあります。

この辺を注意深く見ると、テクノロジーの使われ方が3種類くらいありそうだなぁというのがわかってきます。

  1. オペレーションを早く正確にする
  2. テクノロジーを売っている
  3. 未来のためのmoonshot(Googleの場合はPlatformになることを狙っていく)

オペレーションを早く正確にしているテクノロジー

Googleは、お客さんから広告を出向してもらって、その広告をリクエストが有ったところに表示するというところで稼いでいます。これ、テクノロジー無くても成り立つ仕事だと思いませんか?

例えば、昔の広告代理店みたいにPVの多いメディアに頼みに行って広告主から預かったバナーを貼ってもらう・・・とかでも十分成り立つわけなんですよね。ただ、これにはいくつか問題があります。

まず、遅い。広告主から以来を受け取って、メディアに交渉しに行って・・・何週間かかるんでしょうか。すごく効率が悪いです。

そこで、テクノロジーの力を借りて、広告主とメディアをマッチングするシステムを作ります。広告主はいつでも入稿できる。メディアは何もしなくても勝手に広告が表示されてお金が入ってくる。入稿から掲載までの時間が爆速になります。

さらに、手でバナーを貼ると正確なimpを知ることも難しいです。これが、ちゃんと計測されるシステムが入れば、費用対効果のわかりやすい広告を実現することができます。

テクノロジーを直接売ってるパターン

Yahooの検索エンジンにGoogleが採用されていたりするパターンです。これはまさにGoogleのテクノロジーを売っていると言っていいケースであるように思います。

ネットサービス事業者の中でこの手の「技術を売って対価を得る」パターンは実のところあんまり多くありません。

未来のためのmoonshot

Googleは、Youtube、Androidの買収やChromeの開発など未来のプラットフォームになりうるところに積極的に投資しています。収益化は後で考える、みんなが使えば負けることはない、みたいな発想なのでしょうか。

実際、Youtubeはあたらしい広告配信先としてGoogleの中でも確立している(広告全体の10%ちょっとくらい)し、Androidはplay storeを通じて一定レベル収益化ができているように思います。

これらが、第二第三の収益の柱に育っていく・・・日が来るのかは僕もよくわかりませんが、やらないことには広がりません。

そういえば昨日、新規事業に困ってそうな会社の話をした気もします。

blog.gijutsuya.jp

Googleは未来のプラットフォームになりそうなところに投資するという意味では一貫性があるので、この種のテックカンパニーを目指すのであればやはり方向性や意図は明確にすべきなのかもしれません。

Googleはどのくらい未来に投資しているの?

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売上比率でいうと16%くらいを投資しているようです。金額にすると260億ドル。2.7兆円くらいでしょうか。

規模感が分かりづらいので2018年の経産省の調査がまとまってたので見てみましょう。

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2018年なので情報が多少古い可能性は否めないんですが、売上に対する研究開発費の割合がアメリカはすごいですね・・・・最近M1 Macを発表したAppleが案外比率が低いのでちょっと意外です。見ようによっては、Appleはうまいこと製品に直結する開発をできていると言えるのかもしれないです。(ここは要深堀り)

あなたのテックカンパニーは、どんなカンパニー?

ひとくちにテックカンパニーと言ってもいろいろなことがわかりました。それはAiだとか分野という意味ではなくて、ビジネスとしてどうテクノロジーを捉えるかという問題です。

また、研究開発への考え方、資産の考え方、投資の方針も様々です。経産省のまとめで数字を並べて企業名を見るだけでもなにか発見がありそうです。

さて、あなたのテックカンパニーはどんなカンパニーなんでしょう?ビジネスとして説明できますか?