シーリングライト、プロジェクター、高音質スピーカーの3つが合体したスマートライトのpopIn aladdinが届いたので早速設置してみました。
初期のプロトタイピング部分と量産立ち上げ初期のころをユカイ工学でお手伝いさせていただきました。実は、僕もシーリングライトにプロジェクタつけたら邪魔にならなくていいんじゃないかというアイディアは昔から持っていたので、話を聞いた瞬間「わー、これマジでほしいやつですね!」とすごく思いかなり熱くなったのを覚えとります。
popin Aladdinのコンセプト
popIn Aladdinのコンセプトは程さんのこんな思いから始まりました。
1人の父親として、子どもの世界観を広げたいと考えていた時に、
「寝室」に可能性があると気づきました。
これまで寝るだけだった寝室を、家族みんなのコミュ二ケーションが深まる空間にできないか?
そんな想いで開発したのが、popIn Aladdinです。
一緒に見て、話して、遊んで、学んで、家族がもっともっと近くなる。
「未来の壁」が照らす家族の豊かな暮らし。
そのために、新機能・コンテンツ開発など、今後も様々なアップデートに取り組んでいきます。程 涛(Cheng Tao)
popIn株式会社 代表取締役社長
僕個人としては、リビング・ダイニングにおいて大きなディスプレイとして使うのでも十分楽しめるのではないかなぁと感じました。
なにより、これまでプロジェクタを設置しようとするとそれなりのスペースが必要だったり、いちいち片づけたり出したりする必要があったものが、天井におくだけで邪魔にならないし、IoT機器あるあるなコード類で散らかるといったことや充電の手間などが一切ないことがとてもいいなと感じたところです。
実際に置いてみた
素直に寝室に設置してみました。筐体なめで画面を映してみるとこんな感じです。部屋が暗いので画面が飛んじゃって見えてますがはっきりくっきり見えてます。
設置状況としては、だいたい壁までの距離が1mくらい、上下の画面位置の調整で下いっぱいに設定しています。画面位置の上下補正、台形補正もできるのでpopin Aladdinと壁との距離や設置状況に合わせて見やすい位置に補正できます
シーリングライトをつけた状態だと画面が見えないのでは・・・と、最初思っていたのですが意外と見えます。もちろん、コントラストは真っ暗な時よりは落ちますが、文字なども判読できるレベルです。
写真アップロード機能がいい
家族の写真撮りっぱなしにしてないでしょうか。なかなか見返す機会もないと思います。popIn Aladdinにアップロードしておけば、写真を壁いっぱいにスライドショー形式で表示してくれるので家族の思い出をいつも振り返ることができます。
デジタルフォトスタンドやEcho Spotなど、いろんな方法で写真を活用することを検討してきたのですが、今のところpopIn Aladdinがベストなのではないかと思えます。
今後も機能アップデートがある
今後もキッズ向け・子育て支援サービスとの提携を増やしていく計画のようです。現状でもabema TVやYoutube、キッズライン、小児科オンラインなどの多くの機能を搭載していきますが、多様なニーズにこたえられる機能が拡充されていきそうです。
"壁"の在り方を変える。そんな可能性を感じました。
これまで、部屋全体をデジタル化する・・・というコンセプトや研究・開発は多くされてきました。しかし、多くの場合プロジェクタを複数設置する必要があるなど一般家庭に導入するにはなかなかハードルが高い・・・・というのが実情であるように思います。
popIn Aladdinは普通のシーリングライトを置き換えるだけで壁をスマート化できる。そんな技術の可能性を感じました。
進む部屋のスマート化
部屋をセンシングする技術も年々加速しており、国際学会CHI 2018では壁に仕掛けをすることで低コストで部屋の中の様子をセンシングする方法が提案されました。この技術を使うことで壁の近くのジェスチャーや、電子機器の使用状況などがセンシングできるとされています。
この技術は、Elephantechの電子回路印刷技術とも相性がよさそうです。IoTは住宅建材メーカーから嫌煙されがち(家は何十年も持つのに、IoT機器は数年で壊れるので・・・)ですが、技術が進むことによる低コスト化が進んでいる今、部屋のスマート化・デジタル化が今なされようとしているのかもしれません。