IPAの未踏プロジェクトに応募してみた。
内容は先週まで東大のビジコンに出してた内容で、一ヶ月くらいかけてビジネス面については脳内でできてきたんだけど、今度は実装がないのが問題(いつもは逆なんだが)なので、作るのにお金をくださいというのでアイディアを投げてみた。
たぶん発想としてはずっと前からあったもので、自分が調べた限りでは1980年にはすでに発想があった。まぁあのころのPCスペックでは実現するはずもない。逆に言うとそれくらい今は進歩してるんだなというのを再確認した。
基本的な内容としては俺デスクという過去の未踏プロジェクトにとてもよく似ている。たぶん違いといえば、向こうがテクノロジーであることに対して、こっちはサービスであるという差くらいなもんだろうか。
もちろんそのサービスを実現するためにテクノロジーがあることは間違いないが。
最近思うのはテクノロジーとサービスは分けて考えるべきだということだろうか。例外はあるだろうが、テクノロジーはサービスを提供する人に対してしか売れない。そしてサービスを受けたいと思ってる人はテクノロジーは買わない。この点だけ抑えておくだけでも、ITビジネスでトンチンカンなことを言わずにすむような気がする。そしてほとんどの人はサービスを提供しようとしていて、テクノロジーは提供しようとしていないように最近感じる。
サービスの根本は、お客様に代理してなにかを行うことであると最近思う。マッサージでもamazonでも基本的には、「肩をもむ」とか「本を手に入れる」という行為を代わりにやっているに過ぎない。mixiだったら「友達の近況を知る」ことを代わりにやっているといえるかもしれない。
それをすることによってお客様の行為を代替し、手間が減っていることが重要。客の視点から見れば、中身がどうであっても結果が同じなら大して興味はない。
「フェアトレードだとかチームマイナス6%とかああいうのを進んで選んでいる」という人もいそうだけど、それですら結局は南米のなにかの問題とか地球温暖化に関して自分が何かをする代わりに誰かに何かをしてもらっているということに過ぎない。
サービスとコンテンツは分けて考えるべきであるように思う。漫画とか映画とかああいうのをコンテンツと呼ぶなら、それはサービスとは違う。
映画をサービスと呼ぶなら、それは映画館が提供しているサービスであって映画製作会社が提供しているものではない。
コンテンツをうまく形容する言葉はあまり思いつかないのだけど、誤解を恐れずに言えばなくても困らないものである。コンテンツの本質は0から1を作り出す作業である。テクノロジーが価値を積み上げていくバベルの塔で、サービスが客の手間を減らす引き算だとすれば、本当の意味で価値を作り出しているのはコンテンツだけなんじゃないかと思う。もともと0なんだから、無くたって変わらないのでなくても困らない。
言ってみれば嗜好品。贅沢。暇つぶし。なんかいろいろ言い方はあるだろうけど、生活に本当にvalue addしてくれるのはおそらくコンテンツなんではないだろうか。
なんか色々書いたけど、なぜかこの辺の区別がITはなかなかされにくいと感じる。もちろんひとつのプロダクトを見たときにそれがサービス・コンテンツ・テクノロジーの組み合わせでできてるというのは十分有る話ではあるとおもう。が、その価値構造とか、それによって得られる効果とか、扱い方とかぜんぜん違う。なんか自分が知ってる範囲ではこんな混沌としている世界はITしかしらない。
とかいってみても、別にこういった議論だってあまり意味が無いように感じる。お金大好きな私とすればこんなこと考えなくても売れれば別にいいわけです。単にこういうこと考えるのはブログ書くのと同様趣味でしかない。
実際的にものを売ろうと思うんだったら、少なくともやらないといけないことは「商品を作る」「売る」の2つである。これをやらずに儲からないだなんだと言ったところで意味は無い。
今まで書いたような妄想は、それがもう実行されているか、もしくは、実行される予定がすでにある状態で始めて役に立つように思う。
だからといって、「がんがんつくれ」とか「がんがん売れ」とかいうのもなんかなぁと思うんだけど、要はいつも思うとおり3秒頭を使ってほしいということだろうか。
頭使ったからといってわからんものはわからんのだけど、3秒思いをめぐらすだけでも無駄が減るんじゃないかなといつも思います。