泥カンってのをざっくり説明するとこれ。これをustで眺めてました。
なんというか、結局泥の部分をまったく語らないまま終わってたので、なんで「泥になるのか」ということと、それはSIerとかといった業態とは関係なく、単に経営的にその会社が泥なだけなんだという話と、そんなの関係なく自分が何をしたいのか考えろという話をしてみようと思います。
泥っぽいところを昔見たり体感したりしました。泥っていっても色々ありそうなので具体的に書くと・・・
ぱっと思い出せるのはこんな感じですね。大体こんな感じの理由で帰れなかったりとか休みがなくなったりとかします。
けどこれって実は経営努力が足りないってだけなんですよね。
そもそもAM2時なんて完全に業務時間外です。そりゃリリース前とか緊急時の電話とかはしょうがないと思いますが、基本的にそうでないものは受けるべきではないわけです。
そもそも徹夜作業になりそうなときは双方計画的に?というか、すくなくとも事前に宣言してやるようにするのが標準です。
単にここは仕事とプライベートのバランスを自分で図ればいいだけ。ほうれんそう?とかいうのをしっかりしてればいいんでないでしょうか。(いまだにできないと怒られるが・・・)
だいたい夜中に連絡が来て困るとか言ってる人は、そもそも連絡がとりづらい人が多いです。不思議ですね。
仕様追加も経営努力で何とかなるように思う。
交渉上不利なのはもちろんわかってますが、それでも交渉するから経営とか営業の価値があるのかと。
金銭的な面で相手が握っていることはもちろんですが、少なくともお客さんから見ればこちらはITのエキスパートです。
こちらがこうだと言い切ればたいていとおります。「前の人はやってくれた」と言った感じでほかと比べられることもありますが、妥当な料金設定とそれを説明できるだけの資料を用意しておけば、たいてい「おれはここまでやっててこの値段。妥当でしょう?いやならほかに頼んで」で通じます。
あくまで「値段設定が妥当」であることが大前提ですが、プロジェクトが途中まで進んでる状態で、他に頼んだとしても値段が大して変わらないんであれば、プロジェクトの途中で仕事が切れることはありません。
切れたことがないわけではないですが、その場合はきりのいいところで清算してました。
ちなみに相手がITのエキスパートである場合、ちゃんと仕様きってくれることが多いのでそんなにおかしなことにはならないというのが実感値です。
見てて一番かわいそうなのは「営業だったのにSEもどきをやらされてる人」で、何か頼まれたときにそれが世間でどういうものなのかということや、実際開発がどうなるのかが判断できない上、判断できないのに判断させられてるのでプロジェクトがぎりぎりになります。
しかしそこはさすがに営業の人というか、底値はキープするんですよね。泣けばすむ程度で済ませます。まぁ結局泣くんだけど・・・・
仕様があいまいなまま発注しようとする人がいます。まぁどんなにつめたところで変更には絶対なるんですが。
IT系のプロジェクトには2種類あって、大きく委託契約でやるべきものと受託でいいものがあるように思いました。
新興のベンチャーとかで、その会社の事業になるようなものは絶対に受託で受けてはいけません。受託は最初に仕様をつめてそれを納品することで対価をいただくわけですが、どんなにがんばって決めても仕様が変わります。
逆にがっちがちに決めることも気合入れればできますが、相手の会社の事業計画が変更になる場合に間違いなくそこがボトルネックになります。
笑い話ですがその会社そのものがデスマーチ化しますwww笑ってるけど当事者的には笑えません。
こういうのは業務委託として受けるのが正解。プロジェクトが安定してきたら、契約の中身変えるとか、その辺は臨機応変にやっていいんでないでしょうか(こういうのは小規模だからこそ簡単にできるのはありますが)
話がどんどこそれましたね・・・・
ようは言いたかったのは、経営判断する身からすると、泥泥になるのは業界的なものもさることながら、適切な判断ができていないからであるように思います。
まぁこんなこといっても就職する人とかにはあんまし意味ないんだけどね。どうせ判断なんか10年くらいできないんだから。
自分は身をもって体感してしまったので、ああするとこうなるとか、こういう人はああだとか、感覚的なものはあるんですが、そういうのって体感しないとわからないんですよね。
起業ゲームとかいうのをこの前やってきましたが、こういう現実的なところをもう少し盛り込めば楽しいしためになるのになぁとか少し思いました。(そのゲームは確立計算さえ間違わなければそこそこ儲かる感じだった)
実際こういう経営努力的なことを自分ひとりではじめて、試行錯誤を繰り返し、ちょっとずつ改善していったらだいぶ泥っぽいことはなくなりました。
少なくとも自分の場合、泥になってたのは仕事のプロトコルをまったく理解できていなかったところにあったみたいです。
自分の場合、これはまずいとおもってひょいっと抜けちゃいましたが、世の中には根本的に気づいていない人とか、気づいててももうやめられない人とかたくさんいます。
で、なんでこういう話かって言うと、ちゃんと考えないといけないのは「どの業界が泥」とか「SIerが泥」とか「ベンチャーが泥」とかってことじゃないんだよね。
どんなことしてても「泥」な会社は「泥」なんです。SIerが泥な気がしているのは、たんにそういう人が伝統的に多いってだけでしょう。
実際自分の先輩はSIerなのに定時帰宅してます。むしろその人はそれが悩みだったりもするので世の中難しいですね。
もう一度繰り返しますが、ちゃんと個々の事例について見ることをお勧めします。見るのは結構難しいですが、それなりに方法はあります。
そして、自分が何をしたいかというところについては、もっと慎重に考えたほうがいいのかと思います。
どこいったって一生楽なまま過ごせる会社はレアでしょう。なんにしても多少の不満は出ます。それに対して「御社は泥なんですか?」と聞いたところで「泥ではないけど、泥な事もある」という返事が返ってくるのは当然ですね。
「あいまいな返事」という処世術が身についてる社会人相手だとなおさらでしょう。
はい。というわけでした。
蛇足:
なので、「受託をしない」というのはこれだけだと50点ですよね。経営者としては受託だって立派な手段の一つでしょう。
「仕事がないから受託する」はNGですね。これはやめたほうがいいと思います。がんばれ営業。
とりあえず、「うちは受託をしないんだ!」を同じ人から3回くらい聞くと「web2.0(笑)」といってるように聞こえます。俺だけかな。
それにしても、怪我しないでまともに経営を学ぶ方法ってないもんかね。MBAとかいらないけど、今書いたような初歩の初歩みたいのは何とかなりそうなものだけども。