いい技術とは何か–日本人学生エンジニアの激論160分(前編)

いい技術とは何か–日本人学生エンジニアの激論160分(後編)

実はそっとしておこう(twitterで一言書くくらいとか)と思ってたのですが、なんかほっといてもいろんな人に発見されてしまっていたため、バーンと書いておこうと思います。

本音ではあるんですが、なんか偉そうなこと言っててすみません。

補足的ではありますが、ちょっとだけ書きたいこと書きたいと思います。

  • 技術とは何なのか
  • 経営と技術は両立しないのか
  • そしてキャリア

技術とは何なのか。30分くらい考えたのですが、言葉の定義の問題になりそうだったので、割愛。
ただ、1,2年間学生フリーランス?やった感じでは、「技術」という言葉には2義性がありそうだということがなんとなくわかりました。

  • webなどのサービスを指す
  • 裏側で動いている仕組みを指す

あまりたいした問題ではないと思うんですが、まったくエンジニアリングに触れたことがない人には「目に見えるサービス部分」が技術に見えるようです。
一方である程度技術肌の人は「目に見えない裏側の仕組み」をなんとなく想像して、それを技術という気がします。

ここでは不毛なので、「どっちがいいか」という議論はしないことにします。

たとえば、昔友達に簡単なマッチングエンジンを作ってもらったことがあります。
それをwebサービスとセットで受託して製作しました。
あとでソース見たところ、内容は単純でtf-idfの特徴語抽出の簡易版(どんだけ簡易なんだ)みたいなことをしてマッチングしてたみたいです。
これがまたシュールなマッチングをしてくれていい感じでした。

さて、このケースを考えた場合にどこを技術としてみるかというところにひとつのポイントがあります。
webサービス部分を技術と見るか、tf-idfの部分を技術と見るか。どっちがいい悪いではないですが、技術者としては後者を技術と考えるのが健全であるように思います。

これは、技術を評価する立場の人にも当てはまるかと思います。VCインターンを通して感じることは「webサービス」と「Information technology」の混同です。
「webサービス」に関する事業計画と、「Information technology」に関する事業計画は明確に分けるべき存在である気がします。
アウトプットがほとんど一緒であるのできちんと勉強している人間同士でないと区別がなかなか通用しずらいんですが、収益の作り方や開発手順からなにからなにまで内容が違います。
わかりやすく言うと「車のエンジン」の案件と、「レンタカーサービス」の案件を同時に扱うくらいに違いがあると思います。

結局、技術とは何なのかということに関しては、あまり説明できてないですが、技術系でない人間が「技術」という言葉を発した場合はとても注意が必要だということだけ伝わればいいなと思います。

経営者と技術者が両立しないというような批判をうけたことがありますが、誰がそんな嘘をふりまいてるのかがとても疑問です。
できない人もそれはいると思いますが、別にできる人もいるかと思います。
個人的に不思議なのは、技術がわからない人ほどこういった発言をする傾向があり、逆に技術側の人はまったくそう思っていないという謎が個人的にはあります。
技術側の人間は「経営は特に興味がない」という人はいますが「経営と技術が両立しない」と思ってる人はあまりいないように思います。自分の周り限定ですが。
逆に自分ができないことを正当化してるだけなんではないでしょうか?

あるとすれば、技術開発と経営という仕事が時間的制約上両立し得ないという可能性でしょうか。それでもabilityとして両立し得ないと思ってる人はそれほどいないと思います。

ITブームのさなかいろいろな人と触れて思ったのは、結局分野に対する理解がない人が経営をするという行為に結局無理があるんだということです。
まったくITなんかやったことがない会社が、コミュニティーサイトを自社開発しようとして企画倒れした例をたくさん見ました。
他ITに頼ろうとして失敗している会社をたくさん知っています。

考えてみれば当然で、黎明期ならいざ知らず、安定こそしてないもののこれだけ成熟した業界に戦略的優位性がない状態で突っ込んで勝てる見込みはほとんどないでしょう。
当然過ぎる。そしてこれはITだけじゃなくどんな業界でも同じなのかと思います。

技術と経営は両立しないなんてことはありません。むしろ、技術と経営はある程度以上の水準で両立すべきものなのかと思います。

最後に。

最近思うのはキャリアについてです。
先ほども述べたとおり、結局理解のない分野で勝負することは、それなりに高いリスクと根性を必要とする可能性が高いです。
一番最初就職して、そのまま30くらいになって。そこから異分野にいくことなんかできるのでしょうか?
IT分野の人間が、関係のコンサルに行くとか、VCやるとかありますが、それはあくまで自分の知っている分野に関連してのことでしょう。

キャリアというと、いかに金持ちになるか、偉くなるかというポイントを話す人がたまにいます。
個人的にはそうではなくて、そんなの当然でwww、そこにどうやってたどり着くのかがキャリアなのかなとちょっと思います。

結局偉そうでごめんなさい。